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・公用のFAXが、各駅に、また大規模駅の場合はそれぞれの出口に設置されると便利である

・高齢者の中には、ローマ字が読めない人もいるので、平仮名による表記が有効のように思う

・サインの多さも駅での誘導の混乱を招いているのではないか

・床面に、誘導表示をしてはどうか

・自分は文字情報よりも図形情報の方がわかりやすい

・誘導方向をはっきりさせてほしい

・「右へ」「左へ」というような、方向指示による誘導をしてほしい

・障害者に手話は有効だが、ろう学校では「口話法(読唇術)」を優先する傾向があり、普及に時間を要している

・成人の中途障害の場合なかなか手話が覚えられないのも事実である

○調査員の考察

・人に尋ねるという手段がとりづらいことから視覚表示による案内が重要

・駅員や利用者一般の理解が求められる

・「聴覚者マーク」はどのように考えたらよいか?

・漢字、ローマ字、平仮名など、表記文字の種類にも検討が望まれる

・広告によるノイズやサイン配置の適正化は障害者に限らず利用者全般に共通する課題である

・駅で何かを知りたいというよりも、ともかく不便を解消して欲しいとの発言が目立った

 
2-5 被験者E−聴覚障害者(難聴)
障害のレベル:2級/後天性
*音は聞えるが、その方向や種別が判断しづらい
*口話法により健聴者と変わらず話(発声)が出来る
年齢:41才
性別:女性
横浜駅の利用経験:なし

 

JR東京駅丸の内南口にて

きっぷを買う

○被験者からのコメント

・運賃表は、線ごとに色分けしているものやあいうえお順になっているものが使いやすい

・運賃表の文字は、大きく日本語で表記してほしい

 

 

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